顔面の右側に赤アザ(単純性血管腫)のあるジャーナリストが、自分自身の経験と併せて、国内外の当事者を取材して書き上げた、異色のノンフィクション作品。
本書刊行当時の1999年、顔の異形について社会的な関心はゼロに等しかった。本書によって、顔面にアザやキズのある人たち(異形、disfigurement)の抱えている諸問題に注目されるようになった。
内容は、「石井政之の自伝」、「同じ境遇にある当事者への取材」、「人間にとって顔とは何か」、という論考で構成されている。
著者は、本書刊行と同時にセルフヘルプグループ「ユニークフェイス」を設立(のちにNPO法人化)し、当事者支援をはじめた。
顔にアザのあるジャーナリストであり、社会起業家が、いかにしてできあがったのかがわかる。青春ノンフィクションとしても読める。
初版刊行は1999年。
【出版データベースから】
人間にとって顔の美醜とは何か-いまタブーの扉が開かれる。赤アザをもつ著者が、異形を生きた半生と、顔に「障害」のある人の心理を追った、新しい「顔」の物語。
著者 石井政之より
当事者でライターによる日本初の著作。顔面に赤あざのある当事者であり、取材者として書き上げました。医師による治療本しかない、という現状に一石を投じたと自負しています。顔面などにあざ、やけど、傷のあるすべての人に読んで欲しいです。
初版出版元:
かもがわ出版